法的リスク管理の重要性
グローバル経済が進む一方で国内市場の縮小も予想される現在,当事務所でも海外企業との交渉や海外展開のサポートをするケースが増えております。
法律はもちろん文化や商慣習の異なる海外企業との取引では紛争の生じるリスクは高く,また,一度紛争が生じた場合には国内取引以上のリスクが発生することになるため,国際取引・海外展開において法的リスクの管理は極めて重要です。
また日本以上に契約書を重要視する諸外国も多いため契約書の作成・レビューはより慎重に行う必要があります。
当事務所のスタンス
海外の法制度やその運用を正確に調べるには膨大な時間とコストを要します。しかしながら,それに必要な大きなリソースを割ける企業は少なく,また,その必要性もない場合も少なくありません。
私たちも国際取引のみを取り扱っているわけではなく,その知識・経験にも限界があります。
当事務所では,定額の顧問料等の中小企業でも現実的なコストで必要な範囲内の合理的な法的サービスの提供を心がけています。
当事務所が取り扱っている国際取引・海外展開支援関連業務の一例です。
●契約書の作成・レビュー
ライセンス契約・継続的売買契約等の通常の取引に関する契約
合弁契約,フランチャイズ契約など業務提携に関する契約
等相手方から提示された和文・英文契約書のレビューや相手方に提示する契約書案の作成を行います。
●法的助言の提供
海外展開には,①輸出・輸入,②間接進出(海外での現地販売代理店,海外企業への生産委託・技術供与),③直接進出(海外子会社・支店,自社工場の設立等)等の様々な方法があります。
法的リスクを踏まえてそれぞれの方法の適否,また,それぞれの方法の各段階における法的リスクの内容やその管理方法など,海外取引全般について法的助言を行います。
●トラブル,紛争対応
取引に関連して海外企業と紛争が発生した場合に,代理人として交渉を行います。
また交渉で決着できない場合には,国内で行う場合には仲裁や訴訟等の法的手続きにおいて代理人として活動し,国外で行う場合には現地弁護士の選任・指揮などのコーディネイトを行います。